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【インタビュー】公務員からの転職は成功だった? 転職者が語るリアルな体験談

目次

はじめに

「公務員から転職して、本当に良かったのか?」
「民間企業に行くと、どんな違いがあるのか?」

公務員として働いていると、人間関係やストレスの多い職場、スキルが身につかないことなど、「このままでいいのか?」と悩むことがあります。

ただ、転職先で後悔するのも避けたいところ。不安を感じる人も多いでしょう。

本記事では、実際に公務員からコンサル転職した人へのインタビューを通じて、公務員から転職するリアルな実情 を紹介します。

  • 転職してよかったこと
  • 転職後に感じたギャップ
  • 公務員のほうがよかったと感じる瞬間
  • 転職前にやっておけばよかったこと
  • これから転職を考える公務員へのアドバイス

公務員からの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

転職してよかった?

「転職して本当に良かった。人生が変わった。」

転職者:「公務員時代は、どこかで浮いている存在だったように感じる。業務の中で改善すべきことは見つかるけれど、公務員の世界はことなかれ主義で、何かを変えたくても変えられない。古い業務システムやルールが多く、仕事を改善できないことがつまらなくて、自己肯定感も下がっていった。

民間に転職してからは、

  • 「できることはどんどんやろう!」という文化
  • 同僚が豊富な経験を持ち、多様な考え方に触れられる
  • 新しいことを積極的に学び、挑戦できる環境

今のコンサル企業では、周りがすごい人ばかりで、新しい経験がどんどんできる。公務員の世界がいかに狭かったかを実感している。

公務員時代も尊敬できる先輩や上司はいたが、転職後はその割合が顕著に高まった」とのこと。

転職後に感じたギャップ

「自分のやりたいことや将来の夢を周りに語っていいんだ」

公務員時代は、風通しが悪くて私生活の話をするのが嫌だった。下手に話すと、どう噂されるか分からなかったから。

一方で、転職先では、

  • やりたいことを話すと、実現に向けたアドバイスがもらえる
  • 夢を語ると、その道に詳しい人とつながれる

例えば、なんとなく『世界一周してみたい』と話すと、『休み取って、借金して行ってくれば?いい経験になるよ。』と本気で応援される。やりたいことを実現するのが当たり前、という価値観がすごく新鮮だった。」

コンサル企業では能力さえあればある程度自由に行動できるので、企業で働きながら会社を経営したり、大学院に通ったり、本を出版したり、様々な働き方をしている方がいます。「働いていたら自分の夢は実現できない」という言い訳ができなくなるくらい、皆さん自己実現をしています。

やっぱり仕事は大変?

「思っていたよりは残業はなく、上司からもできるだけ残業しないように働いてほしいと奨励される。また、有給も使えるときにどんどん使ってほしいと言われるため結構利用できています。

残業時間は正直プロジェクトによって変わるため、部署によって残業時間に差があった公務員時代と感覚は変わらないのではないかと思う。

もちろん、今はスタッフ層なのでそのような扱いとなっており、マネージャー層まで昇格すると忙しそうな人が多い印象ではある。

ただし、やっている業務自体は意味のある仕事が多く、公務員時代の「システムが古いから仕方なくやらないといけない」残業と比べると、残業していることにも意義が感じられてあまり苦痛を感じない。そもそも、キャリアアップしたくて選んだ道なので、残業してでも多くのことを吸収できるのはいいと思う。

上司は、「最近は残業を減らすことを求められているため、若手は仕事を多くこなせなくてスキルを磨きづらく、大変だと思う。」と言っていた。1回1回の仕事の質や、その仕事からどこまで吸収して自分の力にできるかを求められてきていると感じる。」

「公務員のほうがよかったな…」と思う瞬間

ほとんどないが、リモートワーク中心のため、コミュニケーションの難しさは感じる。

「公務員時代は、同じ職場で顔を合わせる機会が多く、相談しやすかった

一方で、転職後は リモートが基本 になり、

  • 雑談の機会が少なくなる
  • 悩みを相談しづらいと感じることがある

という悩みがあります。

ただし、会社では「なんでも話していい会議枠」を設けており、仕事やプライベートの悩みを上司に相談できる仕組みが意外と整っている。」

転職前にやっておけばよかったこと

もっと積極的に動いておけばよかったと思う。

公務員時代、周りに流されて現状維持を続けていたが、思い返してみると、実はいろんなことをチャレンジできる環境もあったのではないか?と感じる。

転職前にやっておけばよかったこととして、IPAの高度試験(年1回しかないため、早めに受けておけばよかった) を挙げていました。特にプロジェクトマネジメントは、公務員の業務にも役立つとのこと。また、TOEICや簿記は転職に直結するわけではないですが、ビジネスマンとしての基本スキルとして学んでおいて損はないと感じたそうです。

公務員は副業ができないため資格学習に走りがちだが、本質的には実務経験が重要。手を動かせる環境に身を置くことが一番の準備になる。

これから転職を考える公務員に伝えたいこと

一度、公務員の世界から出てみると、『公務員の世界って、なんて狭かったんだろう』と思う。

  • 民間だからこそ自由にできることがある(副業・転職・働き方の選択肢)
  • 「公務員」という肩書がなくなることで、より自由に生きられる
  • 知らない世界がまだまだたくさんあると実感する

ただし、公務員としてしか経験できない業務もある。例えば、自治体や国全体を対象とした政策に関われるのは、公務員ならではの魅力

公務員の時は、自分の組織のことしか見えていなかったが、民間の立場から見ると、自治体ごとにまったく違う特徴があることがよく分かる。

そう考えると、公務員として組織の変革に関わる選択肢もあったのでは?と感じることもある。

転職する・しないに関わらず、「なんとなく公務員を続ける」のではなく、改めてキャリアを考え、納得のいく選択をすることが大事だと思う。

まとめ

公務員からコンサルへ転職した方のインタビューはいかがだったでしょうか。

  • 公務員から転職して「人生が変わった」と感じる人は多い
  • 転職後は「自由にやりたいことを語れる環境」に驚く人が多い
  • 公務員の良さもあるが、可能性を広げるなら民間に出てみるのも一つの選択肢
  • 「転職するかどうか」ではなく、「自分のキャリアをどうしたいか」を考えることが大事

公務員の世界がすべてではない。公務員になった時のあなたと、今のあなたでは見える世界が異なっているのではないでしょうか。改めて自分を見つめなおして、自分の可能性を考えてみよう!

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