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公務員はいつ辞めるべき?適切なタイミングを解説

目次

はじめに

「公務員を辞めるのにベストなタイミングはいつか?」

転職は準備が大切です。焦って辞めるのはリスクですが、遅すぎるとチャンスを逃すこともあります。自分がいつ転職すべきなのか、戦略的に考えましょう。

転職に適したタイミングとは?

具体的に何月がいい!というのはあまりありません。「6月末まで勤めていればボーナスをもらいながら退職できる」的なハックもありますが、可能な限り早く次のキャリアに移ることがあなたの人生の価値を高めることにつながります。

ではいつがベストなのか。以下の条件がそろったときが転職のベストタイミングです。

  • 転職先の業界・職種の情報をしっかり収集した
  • 転職エージェントと相談し、自分の市場価値を把握した
  • 貯金や生活費の準備ができている(無計画に辞めるのはNG)
  • 転職理由が明確で、「ただ辞めたい」ではなく「こういう仕事がしたい」と言える

「今すぐやめたいんだけど!」

と思っている方もいると思いますが、勢いで辞めてしまうと思ったようなキャリアを歩めず、身につけたかったスキルが職歴を身に着けれられないまま、望んでいないキャリアを歩むことになります。

転職活動においては準備を整えた上で行動することが大切です。

年齢ごとの転職のしやすさ

時期ではなく、年齢についても考えてみましょう。

  • 20代(若手):未経験でもポテンシャル採用の可能性が高い
    社会人経験が浅いため、未経験職種でも挑戦しやすく、コンサル・ITなどの成長産業に転職しやすい時期です。
  • 30代前半:経験を活かしたキャリアチェンジがしやすい
    公務員としてのマネジメント経験や業務改善の実績があれば、民間での即戦力として評価されます。一方で、未経験職種への転職は20代に比べて難しくなります。
  • 30代後半:専門性がないと転職が厳しくなる
    民間では「即戦力」が求められる年齢となるため、公務員経験のみでは選択肢が狭まります。スキルや実績が重要になり、この年代で転職するなら資格取得や副業での実績作りが理想です……。
  • 40代・50代:転職難易度が高く、慎重な判断が必要
    管理職経験があるならマネジメント職としての転職が可能ですが、専門的なスキルがないと選択肢が大幅に限られます。転職だけでなく独立や起業の可能性も考える必要があります。

若いほど未経験でも「ポテンシャル採用」として転職しやすい一方、年齢が上がるにつれて未経験での転職は困難となっていき、専門性や即戦力としての能力が求められます。

20代後半の若手は、決断するなら今がチャンスです。30代に入ってしまった場合、係長・管理職としてのキャリアを一定期間経験するまでは転職の機会が恵まれないものと考えた方がいいでしょう。

昇任試験のタイミングを活用する

  • 5~6年目は昇任試験の受験資格を得るタイミング
    このタイミングでキャリアプランを見直す人が多く、社会人としての基礎ができていると評価される一方、未経験職種へのポテンシャル採用としてはラストチャンスとなります。
  • 「昇任試験を受ける or 転職する」の分岐点になる
    昇任試験に合格すれば公務員としてのキャリアアップが可能ですが、一方で民間に挑戦する最後のタイミングとも言えます。

20代後半~30代前半になると昇任試験を受験する資格を得られるようになる方は多いはずです。公務員としてキャリアを積むとしても昇任試験を受けなければ大きな昇給やキャリアアップは望めません。
そもそも、このタイミングで、「公務員として昇任を目指すのか、目指さないのか」という軸でキャリアプランを考えてみることが大切です。そして、その流れで「公務員ではなく民間企業に転職してみたらどうか」という軸で、転職市場の情報を集め、自分の可能性を考えてみることが重要です。

おそらくこのブログを読んでいる方は、少なくとも係長試験のような昇任試験を受験して、キャリアアップを目指したいと思っている方が多いのではないかと思います。「将来についてどうせ考えないといけないから、ついでに外の世界も眺めてみる」くらいの軽い気持ちでもいいので、どんなキャリアを歩みたいのか・どんなキャリアは歩みたくないのか、ということを考えてみましょう。

私の場合は、「ルーチンワークで、パソコンの前で仕事している風を装って定時まで自分の机の前に座っているだけ」の50代にはなりたくないな……。忙しすぎるのは辛いけど、もう少し魂を燃やして働きたいかも……。ということを公務員時代に思っていました。「やりたいこと」や「なりたい姿」を考えるのが難しい場合は、「やりたくないこと」や「なりたくない姿」を想像することも重要です。

今すぐ転職できなくても準備を進めるべき理由

  • エージェントに登録して市場価値を知る
    今すぐ転職しなくても、転職市場の動向を把握することで戦略的に動けるようになります。
  • 副業・スキルアップで選択肢を増やす
    転職を急がず、スキルを磨いておけば、より良い条件で転職できる可能性が高まります。ただし、公務員は副業の幅が限られ、スキルアップを活かせる環境が少ないため、計画的に進めることが必要です。
  • 異動の希望を出し、仕事内容を変えてみるのも一つの選択肢
    転職だけが解決策ではなく、異動によって新たなやりがいを見つけられる場合もあります。

今転職しないと決めたとしても、準備をしておけば、いざという時にスムーズに行動できます。

「転職エージェントに登録する=転職しなければならない」ということは全くないですが、この世界にどんな仕事があるのかを知っておくことが必要です。窓のない部屋で暮らしているだけでなく、壁に穴をあけて外の世界を覗き見ることで、自分の今いる世界が本当に正常なのかどうか確かめる……みたいなイメージです。

まとめ

  • 転職は準備が重要。焦らず、戦略的に動こう。
  • エージェントに登録して市場価値を把握し、最適なタイミングを見極める。
  • 昇任試験のタイミングでキャリアを見直し、転職の選択肢も考える。
  • 今は辞めないと決めても、転職活動を少しだけでも進めて選択肢を増やしておく。

公務員からの転職はタイミングが重要です。「辞めたい」と思った時に手遅れにならないようにまずは情報収集から始めましょう。

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